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熊(クマ)の目撃・出没情報

ツキノワグマに遭遇し負傷する事故(年平均で97件)も発生しています。山菜採りや渓流釣り、登山やハイキング、キャンプなどで生息地域に入る場合は、十分な注意が必要です。
2020年のツキノワグマ出没・事故
[目次]
最近の出没状況
2019年度(令和元年度)は、32都府県で合わせて1万8155件の出没が確認されています。前年に比べ5448件増加しています。また人身事故は135件発生し152人(うち死者は1人)が被害にあっています。
※環境省の速報値で2020年2月末までの暫定数。3月末までが発表され確定後に更新します。
2013年以降で出没が確認されているのは本州と四国の34都府県です。大阪府は恒常的な生息域はないとみられていますが、京都府や兵庫県との境界地域で出没があります。四国は「四国山地」を中心に、数十頭程度生息しているとみられています。茨城県は福島県との境界付近で、わずかな出没事例があります。千葉県は近年での記録はありません。
東海・北陸
近年の出没状況・事故件数
2020年4月末現在(数値の出典:環境省)
2019年度(令和元年度)の特徴、過去5年間の出没状況など。2019年度は2020年2月分までの暫定数です。(3月末までが発表されたあとに更新予定です)
2019年度の状況
出没件数は約1万8000件で、前年より5000件以上増え過去5年間でもっとも多くなっています。また人身事故も135件発生しています。
出没の多かった都府県
- 岩手県:2,782件
- 京都府:1,453件
- 新潟県:1,450件
- 長野県:1,329件
- 群馬県:1,035件
事故件数が多かった都府県
- 新潟県:16件(20人)
- 岩手県:15件(16人)
- 秋田県:14件(16人)
- 富山県:13件(13人)
- 岐阜県:13件(14人)
前年より増加した都府県(前年比)
- 新潟県:+860件
- 富山県:+784件
- 長野県:+584件
- 岐阜県:+551件
- 群馬県:+476件
茨城県と四国を除いた32都府県のうち、27都府県で増加しています。
増加率が高い都府県(前年比)
- 富山県:660.0%(140から924)
- 奈良県:590.9%(11から65)
- 愛知県:450.0%(6から27)
- 神奈川県:448.8%(82から368)
- 岐阜県:291.3%(288から839)
34都府県の出没件数、事故件数は各ページに掲載しています。
過去5年間の出没件数・死傷者数
環境省の集計データーによると、過去5年間の年平均出没件数は1万5469件です。人身事故は年平均で約86件発生し93人が被害にあっています。(2019年度は暫定数)
年度 | 出没件数 | 人身事故 | 死者数 |
2019年(R01) | 18,155件 | 135件(152人) | 1 |
2018年(H30) | 12,707件 | 48件(50人) | 0 |
2017年(H29) | 12,812件 | 96件(104人) | 1 |
2016年(H28) | 18,116件 | 100件(104人) | 4 |
2015年(H27) | 15,555件 | 52件(56人) | 0 |

熊(クマ)と遭遇したら。段階別の対処法
「ツキノワグマ」の習性、遭遇した場合の対処方法など。4つの段階に分けて推奨されてる方法を掲載しています。