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海水浴など海のレジャーでの水難事故対策

大雨の影響が出ている地域では、川の増水による事故にご注意を。
海水浴やサーフィンの安全対策
フロートが流される事故
消費者庁(国民生活センター)は、海水浴などで水に浮かべて遊ぶ「フロート」が風に流される事故が目立っているとして、注意を呼びかけています。
- フロートの対象年齢を確認しましょう。
- 保護者はフロートに乗った子どもから目を離さない、手を離さないようにしましょう。
- ライフジャケットを正しく着用させましょう。
遊泳可能な海水浴場で使用しましょう。- 風の強い日は使用を控えましょう。
- 立ったり座ったりするときは慎重にさせ、取っ手がある場合は、しっかりつかまるように教えましょう。
国民生活センターの注意喚起(転載)
実験動画などは、下記ページで公開されています。
動画:海水浴での「フロート使用中の事故」に気を付けましょう!(発表情報)_国民生活センター
水難事故を防ぐために
- 「遊泳禁止」場所では絶対に泳がない。(流れが速い、藻が多く絡む、水温の変化が大きいなどで禁止にしています。見かけ上で判断しない。)
- 離岸流に注意!ヘッドランドや河口周辺では、沖へ流れる速い潮の流れ(離岸流)が発生する場所があります。
- 飲酒した後や体調不良、睡眠不足の時は海に入らない。
- シュノーケリング中の死亡事故が目立っています。正しい使い方を学び、初心者は特に注意が必要です。
- 釣りやボートに乗るときは、体のサイズにあった「ライフジャケット」を必ず着用する。また携帯電話は防水ケースに入れておく。
- 子どもだけで遊ばせない。
- 40歳代以降での事故も目立っています。体力を過信しないこと。
- 悪天候または天候悪化が予想される場合は海に入らない。遠くにある台風でも高波が発生しやすくなります。事前に気象情報をチェックし無理はしないこと。
- お盆すぎごろから、土用波(遠方の台風が原因となる高波)が発生しやすく、また海水温も低くなります。海水浴場では営業期間を過ぎると監視員も不在になり、遊泳には大きな危険を伴います。
友達などグループで海水浴に行くときは、お互いに「無理や無茶は絶対にするなよ」と声をかけあいましょう。
離岸流に注意!
離岸流は非常に強い流れのため、流れに逆らって泳ぐことは困難です。万一離岸流に流された場合、パニックになることが一番危険です。
離岸流の幅は10メートル程度です。流れに逆らわずに流れが収まったところで、海岸線と平行に泳ぎ、離岸流から離れた場所から岸に向かうように泳ぐこと。
海上での事故通報は118番へ
海上での事件・事故の緊急通報用電話番号は、「118番」です。
(海上保安庁につながります。)
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ヘッドランド、河口の周辺は「離岸流」による事故が多発
毎年夏には「離岸流」に流され死亡する事故が目立っています。離岸流は秒速2mほどの強い引き潮で、浅瀬や波が穏やかな場所で発生します。ヘッドランドや河口の周辺は特に発生しやすく注意が必要です。

溺れたり流されたりした人の救助と救命方法
海や川、湖や池で水難事故が発生した場合の緊急通報先、溺れた人への救命処置(消防庁などのサイト)を掲載しています。