火災の発生状況と防火対策

火災の発生状況と防火対策

平成29年度の全国統一防火標語は、『消しましょう その火その時 その場所で』
火災の怖さは多くの人が死傷することが少なくなく、近隣へ被害が拡大する場合も多いことです。特に冬の時期は空気も乾燥し、火災が発生しやすくなります。火災の発生状況と防火対策をまとめています。

火事に注意

火災発生件数と出火原因

平成28年に全国で発生した火災の発生状況と出火原因。
1日あたり約100件の火災が発生し約4人が死亡しています。(負傷者は約16人)

※データーの出典:消防庁(平成29年7月28日発表の資料から)

発生状況

総出火件数は36,381件

  1. 建物火災:20,991件
    (うち住宅火災は11,354件)
  2. 車両火災:4,053件
  3. 林野火災:1,027件
  4. 船舶火災:72件
  5. 航空機火災:3件
  6. その他:10,685件

死傷者数は7,351人

  • 死者数:1,452人
    (うち住宅火災は885人。※自殺を除く)
  • 負傷者数:5,899人

死者が発生した火災原因の1位は、放火の317件(21.8%)でもっとも多くなっています。
また住宅火災による死者数のうち、約7割(619人)が65歳以上の高齢者です。

住宅火災の内訳

  • 一般住宅:7,504件
  • 共同住宅:3,373件
  • 併用住宅:477件

住宅以外のおもな建物

  • 工場・作業場:1,614件
  • 事務所:718件
  • 飲食店:520件

店舗などの管理者は、防火設備および非常口の点検(出入口に物を置かない)を!

火災発生の多かった月

  1. 3月:4,210件(11.4%)
  2. 8月:3,553件(9.6%)
  3. 1月:3,489件(9.5%)

火災発生の多い曜日

  1. 日曜日:16.1%
  2. 土曜日:14.3%
  3. 月曜日:13.6%

週末から週明けにかけて、多く発生しています。

おもな出火原因

  1. 放火:3,586件(9.7%)
  2. たばこ:3,488件(9.5%)
  3. コンロ:3,136件(8.5%)
  4. 放火の疑い:2,228件(6.0%)
  5. たき火:2,124件(5.8%)
出火原因の1位は放火

過去10年での出火原因の1位は放火です。(平均で約19%)

平成28年に発生した火災では、「放火」および「放火の疑い」を合わせると5,814件(15.7%)で、出火原因の1位です。(約6.3件に1件)
放火などの不審火は、短時間に連続して発生するケースも少なくなく、近所で火事が起きたら地元の安心メールなどで情報を確認しましょう。

放火が多かった月

  1. 1月:637件(11.0%)
  2. 3月:596件(10.3%)
  3. 2月:545件(9.4%)

放火が多かった都道府県

※カッコ内は各都道府県における割合

  1. 東京都:863件(15.8%)
  2. 埼玉県:464 件(25.3%)
    ※火災の約4件に1件が放火です。
  3. 神奈川県:463 件(24.0%)
  4. 大阪府:417 件(19.6%)
  5. 愛知県:396 件(19.4%)

命を守る7つのポイント

火災のニュース等では焼死と報道されるケースが多いのですが、焼死に至る約8割は煙や有毒ガス(一酸化炭素、塩化水素、シアン化水素など)によって、逃げ遅れることが原因と言われています。

寝たばこでは、灰皿にたまった吸殻が燃えるだけで、有毒物質を含む大量の煙が部屋に充満します。煙に気づき目が覚めても、状況によっては自由に身動きが取れない場合もあります。

3つの習慣

  1. 寝たばこは絶対やめる。
  2. ストーブは燃えやすいものから、離れた位置で使用する。
  3. ガスコンロなどのそばを離れるときは、必ず火を消す。

4つの対策

  1. 逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災警報器を設置する。
  2. 寝具、衣類及びカーテンからの火災を防ぐために、防炎品を使用する。
  3. 火災を小さいうちに消すために、住宅用消火器等を設置する。
  4. お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる。

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