ヘッドランド、河口の周辺は、離岸流が発生。遊泳禁止

 ヘッドランドは、砂浜の浸食を防ぐため作られたT字型の人工の岬。離岸流が発生しやすく遊泳は禁止です

海水浴シーズンの7月と8月には、離岸流に流され死亡する事故が目立っています。海水浴場以外の場所では泳がないなど、十分な安全対策が必要です。

ヘッドランド

海水浴場以外では泳がない

離岸流(りがんりゅう)は、海岸の波打ち際から沖合に向かっ発生する局所的な流れで、幅10m前後の強い引き潮。河口周辺やヘッドランド付近での発生が多く、人が流されると自力では戻れず、パニックになって溺れる事故につながります。

離岸流に流された事故例

※事故原因は推定を含みます。

2017年

親子3人と救助の男性あわせて4人が死亡

  • 日時:8月11日午後2時ごろ
  • 場所:福岡県古賀市の「花鶴川」の河口
  • 状況:大人(男性36歳)と子ども(男の子7才と5才)2人が流され行方不明に。また事故を目撃し、救助しようと男性(49)も流される。4人とも亡くなっています。

2016年

茨城県鉾田市の海岸で、男性と子どもが死亡

  • 日時:平成28年8月11日午後0時40分ごろ
  • 場所:茨城県鉾田市の海岸
  • 状況:亡くなったのは男性(77)と孫で小学校2年生の女の子(8)。孫が流されたのを助けようとして、2人とも溺れたとみられています。現場の海岸は、周辺に置かれた波消しブロックによって、潮の流れが変化しやすく、沖に向かって強い流れ(離岸流)も発生するため、遊泳が禁止されている場所とのことです。

北海道の海水浴場付近で、4人が溺れる事故

  • 日時:平成28年8月11日午後2時ごろ
  • 場所:石狩市浜町の海水浴場付近の海岸(監視員のいない場所)
  • 状況:4人が遊泳中に溺れる事故。事故当日に2人は救助されたが、病院で死亡が確認され、ほか2人は翌日に遺体で発見された。事故の起きた場所の周辺では、離岸流が発生しやすく、危険性が指摘されていた場所とのことです。
離岸流の発生しやすい場所

ヘッドランドのほか、波消しブロック(テトラポットなど)や河口付近などで多く発生します。また外海に面した海岸でも、地形によって発生します。事故が発生しやすい場所であり、遊泳は行わないようにしましょう。

※地域によっては、“ウド”と呼ばれることもあります。

もし気づかずに流されたら・・
離岸流

拡大表示します。

離岸流は非常に強い流れのため、流れに逆らって泳ごうとしても困難です。万一離岸流に流された場合、パニックになることが一番危険です。

流れに逆らわずに流れが収まったところ(離岸流から離れたところ)で、海岸線と平行に泳ぐようにしてから岸に泳ぐようにします。

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