沢登り中を含む。滝壺は水温が
低く体の自由が奪われる
水温が22℃以下になると生理機能が40%失われると言われています。また水の透明度が高いため、深さを見誤ることもあります。沢登りやトレッキング中(山歩き)中に転落した事故を含めて、掲載しています。
[目次]
近年の事故(記録)
期間は各年6月~9月です。
- レージャー中の事故を中心に記録。
- 報道ベースで、すべての事故ではありません。
- 発生日の新しい順です。
- 状況は発生時の概要のみです。
発生日 | 都道 府県 |
場所 | 状況 |
2024年 8月27日 |
宮城 | 仙台市太白区秋保町馬場の「秋保大滝」近くの名取川(水深3メートル) | 「秋保大滝」から50メートルほど下流(滝つぼ)で、友人4人と泳ぐなどして遊んでいた男子大学生(19)が溺れ、亡くなったということです。 |
2024年 8月4日 |
石川 | 小松市布橋町の「十二ヶ滝」 | 家族や親戚とともに訪れていた小学3年生の男子児童が溺れ、病院に搬送されたものの意識不明の重体ということです。1人で滝つぼ付近を泳いでいたということです。 |
2023年 9月18日 |
山梨 | 山梨市三富川浦の「東沢渓谷」 | 夫婦で沢登りをしていた男性(69)が足を滑らせ滝壺に滑落し亡くなる事故。妻が男性を滝壺から引き上げたものの身動きが取れず、携帯電話も圏外で救助要請が出来なかったということです。翌日の午後5時ごろに心配した家族が警察に連絡したということです。妻は無事ということです。 |
2023年 8月12日 |
北海道 | 上川町の層雲峡 | 友人と2人で沢登りをしていた男性(47)が滝つぼに落ち、亡くなったということです。 |
2023年 8月11日 |
岐阜 | 高山市国府町宇津江の県立自然公園の宇津江四十八滝。「銚子口滝の滝つぼ」 | 妻と娘の3人でトレッキング(山登り)していた男性(74)が滝つぼにうつ伏せで浮いているのが見つかり、亡くなったということです。 |
2023年 7月17日 |
滋賀 | 東近江市杠葉尾の「神崎川」の滝つぼ | 沢登りをしていたとみられる男性(73)が滝つぼに転落し、亡くなったということです。 |
2022年 8月16日 |
埼玉 | 秩父市中津川地内(中津川支流の滝つぼ) | 滝つぼで男性(69)が亡くなっているのが見つかったということです。魚捕り中に転落したとみられています。 |
2021年 8月28日 |
静岡 | 富士宮市の「芝川」滝つぼ付近 | 滝つぼで川遊びをしていた8人(いずれも20代)のうち1人が溺れ、4人が助けに入ったものの5人とも流され、岸に戻ることが出来なくなり消防によって救助されたということです。2人が打撲など負傷したものの命に別状はないということです。 |
2020年 8月18日 |
栃木 | 矢板市の「おしらじの滝」 | 川遊びに来ていた18歳と23歳の男性が溺れ、いずれもも亡くなったということです。 |
2020年 8月15日 |
愛知 | 東栄町下田の「大千瀬川=おおちせがわ」 | 川に遊びに来ていた男性(18)が溺れ、病院に運ばれたものの亡くなったということです。事故現場は川が滝のように流れ落ちる「蔦(ツタ)の渕」の付近で、「奥三河のナイアガラ」と呼ばれる場所。 |
2020年 8月14日 |
新潟 | 妙高市杉野沢の「苗名滝」付近 | 妹と2人で観光に訪れていた女性(50代)が、滝近くの河原に降り石の上に立って妹に写真を撮ってもらおうとしていたところ、足を踏み外して転落し川に流されたということです。女性は自力で中州に這い上がり救助されたということです。(命に別状はないということです) |
2020年 8月9日 |
奈良 | 釈迦ヶ岳付近 | 「前鬼川」の川岸で女性(73)が倒れていたのが見つかり、死亡が確認されたということです。女性は前日に沢登りをしていたところ、滝つぼに落ちたということです。 |
2019年 8月25日 |
山梨 | 北杜市白州町白須の「尾白川渓谷」の滝つぼ | 友人3人と遊びに来ていた男性2人(いずれも18歳)が溺れ、亡くなっています。1人が溺れたため、もう一人が助けに入って2人とも溺れたとみられています。 |
2019年 8月17日 |
宮城 | 仙台市太白区秋保町の「秋保大滝」 | 友人と滝つぼの下流にある浅瀬で遊んでいた男性(18)が溺れ、亡くなっています。 サンダルが流され拾おうとした際に誤って転倒し、川に流されたとみられています。 |
2018年 8月30日 |
岐阜 | 関市板取の「板取川」 | 知人2人と沢登りをしていた男性(29)が、約2メートルの滝を登っている最中に滝つぼに転落し、病院に運ばれたものの亡くなっています。 |
2018年 8月22日 |
千葉 | 大多喜町粟又の養老渓谷「粟又の滝」 | 家族らと川遊びに来ていたパキスタン国籍の少年(16)が滝つぼで溺れ、病院に搬送されたものの亡くなっています。 |
2018年 8月9日 |
長野 | 茅野市玉川にある「多留姫(たるひめ)の滝」 | 滝つぼに飛び込んで遊んでいた大学院生の男性(23)が行方不明になり遺体で見つかっています。 |
2018年 8月1日 |
福島 | 福島市飯坂町の「摺上川=すりかみがわ」の滑滝にある滝つぼ | 友人2人と川遊びに訪れていた男子大学生(21)が、滝つぼで発見されたものの亡くなっています。岩場から転落したとみられています。 |
2017年 9月4日 |
佐賀 | 唐津市七山滝川の「観音の滝」 | 滝つぼに飛び込む遊びをしていた大学生(19)が亡くなっています。 |
2017年 8月11日 |
滋賀 | 大津市の「比良山系」 | 沢登り中の男性(64)が滝つぼに落ちて亡くな亡くなっています。 |
2017年 7月15日 |
奈良 | 吉野郡下北山村前鬼の「不動七重滝」の上流付近 | 男性(40歳~60歳くらい・身元確認中)が亡くなっています。沢登り中に誤って滝付近に転落したとみられています。 |
2016年 8月20日 |
千葉 | 大多喜町の養老渓谷にある「粟又(あわまた)の滝」 | 中学1年生の男子(12)が亡くな亡くなっています。。滝つぼに近づいた際に深みにはまり、溺れたとみられています。台風の影響による雨で、水かさが増していたということです。(普段は約2メートル) |
過去5年の7月と8月だけで水難者は2,981人、死者・行方不明は1,177人
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大雨の影響が出ている地域はくれぐれもご注意を!
水難事故の事例
2016年以降の6月~9月に発生したレジャー中の事故について、1500件以上を記録しています。その中で地域や発生場所(河川名など)、行為や状況、子ども、若年層などで分類しています。
過去の事故からリスクを予見
どのような事故が多く発生してるかを知ることで、予定されるレジャーに応じたリスクを予見し安全対策を!(事例は概要のみ)
(1)地域別(2023年と2024年)
(2)レジャー人口の多い河川
那珂川荒川多摩川相模川長良川板取川神通川木曽川・矢作川・豊川四万十川仁淀川・面子川
(3)地域別の河川
※(2)を含みます。
(4)湖沼池・滝つぼ
(5)子ども・若者
(6)レジャー別
キャンプ・BBQシュノケーリング水上バイクダイビング小型ボートSUPサーフィン
(7)状況別
(8)1事故で複数の水難者が発生
各チラシはPDFで表示・印刷できます。低画質なため印刷される場合はA4(タテ)をおすすめします。(子ども向けは小学4年生以上が対象)