サンダルや遊具等が流され溺れた水難事故

 

海や川でサンダルや遊具が
流され溺れた事例

水遊び中に自分の持ち物が流され、それを拾おうとして流されたり、深みに嵌るなどで溺れた事故。子どもだけでなく若者や大人の事故も発生しています。

[目次]

近年の事故(記録)

期間は各年6月~9月です。

  • レージャー中の事故を中心に記録。
  • 報道ベースで、すべての事故ではありません。
  • 発生日の新しい順です。
  • 状況は発生時の概要のみです。
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発生日 都道
府県
場所 状況
2024年
7月15日
静岡 伊豆市松ケ瀬の「狩野川」 アユ釣り大会の監視役をしていた男性(70代)が、釣りざおを拾おうと川に入って溺れ亡くなったということです。
2023年
8月15日
沖縄 うるま市具志川の「具志川ビーチ」 妻と散歩していた男性(71)が、近くで遊んでいた子どもの浮き輪が沖合に流されたのを見て、泳いで追いかけたところ戻れなくなり溺れ、病院に運ばれたものの亡くなったということです。
2023年
8月3日
島根 津和野町日原の「高津川」 アユ釣りをしていた男性(75)が流され、救助され病院に運ばれたものの、亡くなったということです。おとりを入れたカゴが流され、取りに行く途中に流されたとみられています。
2022年
8月16日
愛知 新城市庭野の桜淵公園を流れる「豊川=とよがわ」 8人ほどのグループで浅瀬で川遊びをしていた男性(23)が、サンダルを拾おうとして流され川底に沈んでいるのが見つかったものの、亡くなったということです。
2020年
7月19日
福島 会津若松市北会津町の「阿賀川」 孫と川遊びをしていた男性(70)が溺れ、亡くなっています。自分のサンダルが流され探していたということです。
2020年
6月7日
埼玉 日高市高萩の「小畔川=こあぜがわ」 友達と川で遊んでいた小学4年生の女児(9)が溺れ、亡くなっています。流された友達のサンダルを追って深みにはまり、溺れたとみられています。
2020年
6月2日
東京 清瀬市の「柳瀬川=やなせがわ」 小学生3年生の女児が溺れているのが見つかり、搬送先の病院で亡くなっています。サンダルが流され取りに行ったときに、溺れたとみられています。
2019年
8月17日
宮城 仙台市太白区秋保町の「秋保大滝」 友人と滝つぼの下流にある浅瀬で遊んでいた男性(18)が溺れ、亡くなっています。
サンダルが流され拾おうとした際に誤って転倒し、川に流されたとみられています。
2018年
8月17日
宮城 仙台市太白区の「名取川」 友人たちと河原でバーベキューをしていた男子高校生(16)が、川に流されたサンダルを探しにいったあと行方不明に。警察や消防が捜索し川の中で発見され、病院に運ばれたものの亡くなっています。何らかの原因で溺れたとみられています。
2018年
8月11日
愛知 新城市の「豊川=とよがわ」 友人と川遊びをしていた男性(18)が流され、川底で発見されたものの亡くなっています。男性は靴が流されたため、川の中央部まで取りにいって流されたということです。
2018年
8月5日
千葉 南房総市白浜町白浜の「塩浦海水浴場」 家族4人で海水浴場に来ていた男性(51)が、レンタルした遊具が波に流されたため泳いでとりに行ったところ溺れ、救助されたものの、搬送先の病院で亡くなっています。
2017年
8月19日
岐阜 加茂郡白川町の「黒川」 男子高校生(17)が溺れ亡くなっています。川に流された友人のサンダルを捜しに泳いでいたところ、溺れたとみられています。事故当時は未明まで降った大雨の影響で、川は増水していたということです。
2017年
8月15日
香川 小豆郡土庄町の「鹿島海水浴場」 家族と訪れていた男性(44)が亡くなっています。流されたビーチボールを取りに海に入り、溺れたとみられています。
2017年
8月9日
滋賀 大津市南小松の琵琶湖(近江舞子北浜水泳場) 男子大学生(18)が溺れ亡くなっています。同級生とビーチボールなどで遊んでいたところ、ボールが沖に流されたため、泳いで取りにいったところ溺れたとみられています。
2017年
7月29日
愛媛 今治市の「大三島」の海岸 男性(45)が溺れ亡くなっています。家族で海水浴に訪れており、海に流された子どもの浮き輪を取りにいった際、沖合で突然動かなくなったということです。
2017年
7月26日
三重 熊野市の「新鹿海水浴場」 女性(44)が亡くなっています。夫婦で海水浴に来ており、波に流された靴を探しに海に入ったまま行方が分からなくなったということです。事故当時は波が高く観光協会は海水浴の自粛を呼びかけていたということです。

事故防止

  1. 子どもにはサンダルや浮輪、ボールが流されても、絶対に取りに行かないように指導。(レジャー当日だけでなく、前日までに何度も言い聞かせる)
  2. レジャー当日は予備のサンダルを用意し、見せておくと効果的です。
  3. 釣り具などを落とした際に溺れるなど、大人の事故も少なくありません。

サンダルバイバイの歌

▲上記は子どもの水難事故防止活動をされている「NPO法人 AQUAkids safety project」(外部リンク)

水難事故の事例

2016年以降の6月~9月に発生したレジャー中の事故について、1500件以上を記録しています。その中で地域や発生場所(河川名など)、行為や状況、子ども、若年層などで分類しています。

過去の事故からリスクを予見

どのような事故が多く発生してるかを知ることで、予定されるレジャーに応じたリスクを予見し安全対策を!(事例は概要のみ)

(1)地域別(2023年と2024年)

北海道から関東東海・北陸近畿・中国・四国九州・沖縄

(2)レジャー人口の多い河川

那珂川荒川多摩川相模川長良川板取川神通川木曽川・矢作川・豊川四万十川仁淀川・面子川

(3)地域別の河川

※(2)を含みます。

北海道東北関東・甲信東海・北陸近畿中国四国九州・沖縄

(4)湖沼池・滝つぼ

琵琶湖全国の湖沼池滝つぼ

(5)子ども・若者

未就学児小中学生高校生・大学生・若者(22歳以下)

(6)レジャー別

キャンプ・BBQシュノケーリング水上バイクダイビング小型ボートSUPサーフィン

(7)状況別

救助事故離岸流サンダル等が流された台風・大雨

(8)1事故で複数の水難者が発生

おもな事故


夏の水難事故防止
過去5年の7月と8月だけで水難者は2,981人、死者・行方不明は1,177人


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各チラシはPDFで表示・印刷できます。低画質なため印刷される場合はA4(タテ)をおすすめします。(子ども向けは小学4年生以上が対象)

まとめてダウンロード
(zip|659KB)

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関連サイト
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